車のガラスはUVカットされてるからアームカバーは不要?紫外線量を実際に計測してみた

屋外での計測値。1060を記録 その他
屋外での計測値。1060を記録
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9月に入ってもまだまだ厳しい日差しが続いています。信号待ちの車内から隣を見ると、しっかりとアームカバーを着けて運転している方を見かけました。「車のガラスってUVカットのはずなのに、ここまで対策する意味があるのかな?」と、ふと疑問に思った方も多いのではないでしょうか。実は筆者自身も、車の窓ガラス=紫外線は防げるものと思い込んでいました。今回はその思い込みが本当に正しいのか、紫外線カウンターを使って実際に検証してみました。

検証方法

検証したのは2026年9月上旬、気温36度まで上がった晴天の日の13時ごろ。太陽が高く、紫外線がもっとも強くなる時間帯です。車は自家用のトヨタ・ボクシー。紫外線カウンター「Lutron UV-340A」(290〜390nm、UVA・UVBを計測)を使い、屋外と車内(フロントガラス越し)でそれぞれ数値を比較しました。

屋外の紫外線量は?

まずは屋外の日なたで計測。結果は1045〜1060(単位:µW/cm²)と、何度計測しても1000を超える高い数値を記録しました。9月上旬とはいえ、真夏並みの強い紫外線が降り注いでいることがわかります。

車内(フロントガラス越し)で計測すると…

続いて、同じ条件のまま運転席に座り、フロントガラス越しに屋外の太陽へセンサーを向けて計測しました。すると数値はなんと「3」。屋外で1000を超えていた数値が、フロントガラスを通すだけで3まで下がったのです。単純計算で99.7%以上のUVカット率という結果になりました。

なぜここまでカットできるのか

車のガラスをよく見てみると、フロントガラスには「LAMISAFE」の刻印があり、2枚のガラスの間に樹脂膜を挟んだ合わせガラス構造になっていることがわかります。この中間膜が紫外線を大幅にカットしてくれる仕組みです。さらにドアガラスには「UVS」のマークが刻印されており、UVカット性能を備えた強化ガラスが使われていることも確認できました。

それでもアームカバーが必要な理由

ここまでの結果を見ると「じゃあアームカバーは不要では?」と思うかもしれません。ただし、いくつか注意点があります。ひとつは窓を開けて走行する場面。換気や半ドアの駐車などでガラス越しでなくなる瞬間は、紫外線を直接浴びてしまいます。ふたつ目は後部座席や左右のガラス。車種やグレードによってUVカット性能に差があり、今回のようにすべてのガラスが同じ性能とは限りません。みっつ目は赤外線による影響。UVがカットされていても熱線までは防ぎきれないため、長時間の運転では肌への負担がゼロになるわけではありません。

まとめ

今回の検証で、フロントガラス越しなら紫外線の99%以上がカットされていることが数値として確認できました。「窓ガラス=紫外線対策済み」という感覚は、決して間違いではなかったというのが結論です。とはいえ、窓を開けるタイミングや車種によるガラス性能の差、赤外線対策まで考えると、アームカバーや日焼け止めを併用することは、まだまだ賢い選択と言えそうです。数値による裏付けを味方にしつつ、無理のない範囲でプラスの対策を取り入れていくのが、快適なドライブへの近道かもしれません。

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